レンガの家はその素材がもつ特性から、年月が経っても劣化がなくメンテナンスフリーと言われています。

そして、その重厚感は新築の時でも、50年経っても、100年経っても変わらない味がございます。

 

しかし、レンガの家がなかなか日本で普及しないのは、レンガを積み上げる工法から、耐震性に不安がある事がその要因と言われます。

そのため、地震が多い日本では、中々受け入れられませんでした。

 

また、元々日本の建築は数寄屋造りに代表されるように、風通しの良い開放的な家を主流に建てられてきた歴史があります。

大きな開口部が作りにくいレンガ積住宅は気候風土から向かないとも言われてきました。

 

更には、レンガそのものの単価とレンガ職人の施工単価から通常の日本住宅の単価と比べると、かなり高価になってしまいます。

 

そのような現状から、レンガの家はあまり日本では普及しませんでしたが、最近の輸入住宅ブームにより、乾式工法によるレンガの家が人気を集めています。

 

この工法であれば、耐震性もありますし、大きな開口部も可能です。レンガ積工法に比べても乾式レンガ住宅の方がコストは安く済みます。

 

そんな、乾式工法によるレンガの家について、メリットやデメリットを紹介します。

レンガの家のデメリットや欠点を補う乾式工法?100年も保つメリット?

乾式工法によるレンガの家とは

レンガの家 デメリット

乾式工法によるレンガタイルの家は、オーストラリアでは20年以上の実績を持つ工法で、レール式になっています。

 

普通のレンガの半分の厚さ(25mm)に焼きあげてレンガに溝を入れています、ガルバリュームというで鋼板できた外壁下地材は耐久性に優れています。

 

そのレールにレンガの溝を引っ掛けながら並べてゆきます。

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モルタルなどで水を使用した材料で仕上げる左官による湿式工法では、天候に左右されやすく工期が掛かります。

また職人さんによる腕に仕上がりが左右されることもあります。

 

一方、レール式の外装下地材にレンガを引っ掛ける乾式工法では、天候に影響なく作業ができ、簡単な施工法で工期が短く済みます。

作業品質のばらつきがなく、常に均一の仕上がりが期待できます。

 

レンガを引っ掛けるレール式の外壁下地材は、外壁と一体化する為、地震の際にはレンガの落下を防止する役目も果たしてますので、耐震性に優れた工法と言えます。

乾式工法によるレンガの家のメリットとデメリット

乾式工法によるレンガの家のメリット

耐震性

湿式工法によるレンガ積のレンガの家は躯体の一体化が職人さんの技量に左 右されるため、均一な耐震性の施工に問題がありました。

 

しかしレール下地式の乾式工法のレンガの家は、レール下地が躯体建物と一体になる為、耐震性が得られます。

施工性

湿式によるレンガ積の場合は、職人さんの熟練した施工技術が必要でした。

その技術は簡単に習得できるものではありません。

 

一方乾式工法の場合は、レール式下地に引っ掛けるだけなので、それほど施工の熟練度が必要なく、均一な品質が得られます。

工期

湿式工法は、水を使用した部材で施工を行う為に、雨の日には施工できなく、水分が乾燥する事によって強度が得られる工法です。

 

その為養生期間を設けなくてはならず、工期が長くなります。

乾式工法は、レール式下地を貼ってしまえば、引っ掛け式のレンガをはめてるだけなので、工期も短く済みます。

 

また、天気に左右されずに工事が可能な点も工期短縮になります。

コスト

コスト面でも、乾式工法のレンガは薄くスライスしたものを使用してますので、通常のレンガよりも部材費は安く済みます。

 

施工費も、簡単施工の為湿式のレンガ積に比べると安く済みます。

乾式工法によるレンガの家のデメリット

デザインの自由度

湿式のレンガ積工法の場合は、レンガの大きさのバリエーションや ストーンとの組み合わせなど、自由度がありますが、乾式工法の場合は、レースの寸法に合わせたレンガを使用してデザインしなければなりません。

素材の強度

湿式のレンガの半分程にスライスした、レンガを使用しやすい為、通常のレンガと比べると割れやすくなっています。

乾式工法によるレンガの家でデメリット欠点を補う100年住宅へ

最近の住宅業界は、長期優良住宅の考えのもと、マイホームを50年、100年と長く住むと言う考え方が多くなってきていますが、私はこのレンガの家こそ長く住む事ができる住宅の一例ではないかと考えてます。

 

レンガはメンテナンスがあまり必要の無い事と、出来上がるデザインは伝統的なデザインになり、月日が経つことにより味が増します。

 

それは、50年後も100年後も住む人見る人に素敵な感動を与え続けるデザインの家だと私は考えます。